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「五感」で感じる家
触覚 ~触れてやさしい木の肌~
日本人は上足の文化で、時には素足になって床の上を歩きます。足の裏は「第二の心臓」ともいわれ、温度、硬さなどを感じとります。このように、触れる機会も多いので木の家をつくってきました。優れた職人が、機械での測定でしかわからない形状差を判別する様に、触覚は人に備わっているすばらしい能力です。
手や足の触覚による刺激を大切にするためにも、家づくりの素材を考えましょう。
手や足の触覚による刺激を大切にするためにも、家づくりの素材を考えましょう。
触れて温かみのある木

また、木には細かい凹凸があり、肌の接触面が減り、温かく感じます。
「木の温かみ」は、木のもつイメージではなく、科学的にも根拠があることです。 それは、木材を「現し」で使用するという理由の1つにもなっています。
木の「ゆらぎ」からリラックスを促す

木目の間隔と流れ、木の表面の微妙な凹凸が1/fのゆらぎをもたらし、人の感覚を心地よく刺激します。
自然界における「1/f ゆらぎ」
木漏れ日・小川のせせらぎ・炎のゆらめき・電車の揺れ・蛍の光り方....など視覚 ~目にやさしい木~
木の色にやさしさと親しみを感じるわけ
室内では、目にやさしい光の反射率は50~60%が最適と言われています。これは木材の反射率と ほぼ一致しているため、強い刺激を与えません。人の肌にも50%~60%が最適であり、木も人も同 じ生物であるため、やはり安らぎが生まれるのでしょう。

木の光が人にやさしいわけ
コンクリートは光の吸収率が高いため、炎天下のコンクリートは触ればとても熱いと感じてしまいます。
この2種類の素材は光の波長による反射率の変化はほとんどありませんが、木材は光の波長により
反射率が大きく異なるため、 夏は肌に有害な紫外線を吸収し、冬は赤外線を効率よく反射させるので、
夏も冬も木のそばが快適に過ごせるというわけです。
聴覚 ~耳に効く、まろやかな木の響き~
木材ならではのリラックス効果
木造住宅は防音に弱いとされていますが、コンクリ-ト住宅にはない、超高音域の音成分が存在するとされております。コンクリートに囲まれて落ち着かない理由はこんなところにあるのでしょうか。
木によるまろやかな響き

これは、木材がコンクリートやビニールの20倍の吸収音率で、耳障りな音域の成分を抑え、聴覚になじみやすいという結果をもたらしてくれるからです。
木を叩くと、“コンコン”という響き、コンクリートは“ゴンゴン”、鉄は“カンカン”、木材は細長い中空の細胞でできているため、音をまろやかにし、やわらかい響きを生み出します。
木造建築のコンサートホール、オペラハウス、劇場、などを始めバイオリン、ギター、ピアノ等楽器に木材が多用される理由もうなずけます。
木製のリコーダーなどは、吹いている内に音程が変わってくることがありますが、しばらく置いておくと、また元の音に戻ります。
これは、調湿効果のある木のちからならではのこと。木製の楽器の生み出す味わい深い音色は、長い年月をかけて均一に乾燥したおかげです。
乾燥した木材は、様々な場所で活躍しているのです。
味覚 ~木にもおいしい味がある~
木材は味覚にも影響を及ぼします。香りをつける酒樽はスギなどで作られ、においが嫌われる食品を入れる容器の場合にはサワラが使用されます。
また、樽や桶の側板には、適度な吸水性を持つ柾目板が使われる場合がありますが、これはおひつ、すし桶などに使われます。
また、樽や桶の側板には、適度な吸水性を持つ柾目板が使われる場合がありますが、これはおひつ、すし桶などに使われます。
味わう、おいしい空気、木の吐息
良く言われますが、プラスチックの椀や箸よりも、食事がおいしく感じられることが、情緒的なのでしょう。







